こんにちは!あゆみ(@ayumi_dwe)です!
今日は私イチオシの育児書をご紹介します✨
長くなりそうなので三部構成の記事にしました🙌
今回は中編です!
赤字部分だけでも理解できるようにまとめました!サクッと読んでみてくださいね。
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《前編》のまとめ
前回の記事はこちら👇
前編は環境整備の話でした。
私たちがいますぐできることは、
- 兎に角、早く図鑑・地図・辞書をそろえ
- リビングに「図鑑」「地図」「辞書」を置き
- 図鑑・地図・辞書をおもちゃのごとく遊び倒す
で、ポイントとしては、
- 本当に頭のいい子はとにかく博識!
- リビングに図鑑・地図・辞書を置くことですぐ調べられる
- 習慣化すれば、子どもが自分で取り出して調べるようになる
ということでした。
早期にはじめ、習慣化に至るまでの最初の段階では、お子さんではなく親御さんが子どもが一緒に使ってあげること。
苦手意識を持つ前に「楽しい✨」と思わせたもん勝ち!って感じです。
具体的にどんな導入・活用法が有効かは、これからお話しますね😊
《中編》図鑑・地図・辞書の重要性
「図鑑」「地図」「辞書」は学力を伸ばす3種の神器
図鑑・地図・辞書が学力アップに必須の理由
学力向上を考えるなら国語と算数の教科こそ最優先では?
⇒確かに国語と算数は学力の基礎ですが、理科社会科とは「生きていく上で大事な力」を授けてくれる科目。
理科:自然に起きる現象や法則
社会科:人の痛みや世の中の仕組み
を学ぶことができます。
これらは将来役立つ知識や考え方のベースとなるもので、一言で言えば人の幅を広げる科目なのです。
科目融合型の問題が入試の主流となる時代
中学受験でも難関校では国産理社の4教科試験が主流です。
将来的に世界に羽ばたいていけるような人材を輩出したというのが一流校の考え。
表向きは国語の問題でありながら、理科と社会科の知識が必要な問題など、科目を融合させた入試問題が増えてきています。
本来の学問に科目の垣根などありません。
2020年の大学入試改革においても、これらは急ごしらえでできるものではなく、小さい頃からの積み重ねでできるものなのです。
図鑑や地図で遊んできた経験がものを言う。
子供の時頭を良くするには、幅広い知識を蓄え、そしてその知識と知識を自在に繋げていく「経験」が何より大切です。
図鑑は知識を増やす最強のビジュアルツール
ビジュアル刺激が図鑑の最大の特徴です。
最近の図鑑は非常によくできていて、子供向けと侮れないレベルの高さは脱帽ものです✨
ここでは「もっとくらべる図鑑」内のページを紹介されています。
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難しい漢字や言葉もどんどん覚えてしまう
最初は親子で一緒にただ眺めているのが正しい使い方です。
成長の初期段階で、親が子供に教えてあげたいのは「世の中にはたくさんのものがある」ということです。
幅広い知識が子供の時頭を良くし学校での勉強の下支えになります。
図鑑の文章は子供の理解や、レベルに合わせた語彙を厳選し、作成されています。
好奇心を広げて知識を増やしてくれるだけでなく、知らず知らずに言葉に対する感覚も刺激してくれるのです。
図鑑を見ているだけで知っている言葉や漢字がどんどん増えていくでしょう✨
学校で習う前から理科が超得意に
小学校では1・2年生のうちは理科と社会をまとめて「生活科」として学びます。
友達や自然とのふれあいを通じて生活に目を向けることが主要テーマです。
公園の観察、植物を育てるなど理科的な要素も含まれ、3・4年生以降で本格的に理科を学んでいくための導入になります。
ただ、この生活科の学習が理科に移行すると、現象や物の名前を覚えることに苦手意識を持ち始める子がちらほら見られるようになります。
苦手意識を持つ前に図鑑に触れながら、「いっぱいある」ことの楽しさに気づかせてあげてほしいです✨
楽しければ関心を持ちやすく、関心の矛先が広がって、知識もどんどん増えていくでしょう。
図鑑ほど小さいうちから触れさせてあげてほしいと思います。
幼いうちは「絵」としか認識しないでしょうが、先入観のない時に使って「楽しい💓」と思わせることができたらしめたものです。
地図は見える世界を多様に広げるツール
自分から遠い場所に関心を持てるかが、社会科の要。
子供の視点を身近な現実から遠くへ、多様な情報を伴いながら広げていくのを助けるのが地図の役目です。
子供が認識している世界はとても小さなもの。
子供は自分が知っていることに紐付けて新しい知識を吸収していきます。
地図を覚えていく際、その中心になる知識は、毎日通る道や、毎日の生活の中で子供がリアルに知っている場所や地域です。
これらが知識の核。
ここからまだ超えたことがない大通りの向こう、隣町、隣の駅、隣の市、新幹線や飛行機で訪れる地、海外という風に想像できる範囲が広がっていきます。
実は小学校6年生の社会の学習もこのような流れで進んでいきます。
3年生
「生活科」から「社会科」に移行して、3年生の前半に、白地図や、手書き地図、町や市の航空写真や、地形写真、地図記号に触れます。
4年生の後半
47都道府県が記された日本地図について学びます。
3・4年では学校の周辺や近くの商店街で働く人達の暮らしを学ぶとことが主要テーマです。
5年生
日本という領土の地形、暮らしの特徴、気候と産業の関係、日本と世界貿易などを学びます。
6年生
歴史の勉強は地理の知識の上に成り立っています。
小学校6年間の社会をごく簡単にまとめると、子供の目に見える「現実的な世界」から、子供の目に見えない「広い世界」や「時空を超えた世界」まで・・・幅広い知識を獲得するということになります。
その学習の軸になるのが地図です!
北海道は東京より寒いは実はとても高度
小学校3・4年になる9、10歳頃、子供の視点はぐっと広がります。
この頃を境に、突然社会へ目が向き始めるのです。
物事を抽象的に見られるようになり、俯瞰視点を持つことができるようになります。
辞書は言葉の理解を深めるツール
意味をちゃんと知らずに通り過ぎている子が多い。
言葉をなんとなく覚えているだけでは、何となく忘れてしまい、知識として定着しません。
曖昧な言葉を使っていたのでは、曖昧な考えにしかなりませんから、思考の精度が下がります。
言葉を自在に使えるようになるにはまず自分の中で言葉の定義がなされる必要があります。
国語の試験では、ある程度長い文芸作品や説明文を読んで、主人公の気持ちは作者の考えを正確に読み取る力と、それを正しい言葉を用いて伝える力が求められます。
課題文を正確に読み取るには、使われる言葉を正確に理解する必要があります。
正確に伝えるためにも言葉の正確な理解は欠かせません。
正義がきちんと定まっている言葉を用いることで、自分との対話ができるようになる。
考えを深め、人に情報を整理して正しく伝えられ、コミュニケーションが成立します。
辞書はアウトプットのための言葉の定義力をつけてくれるもの。
高校大学へ進学し、社会人になってからも、ずっと人生で求められるコミュニケーションを支えるマストツールなのです。
ネット検索では補えない紙の辞書の利点
紙での検索は、ネット検索に比べて記憶に残りやすいと思います。
指先に触れる紙の質感が脳を刺激してくれるからです。
早い子なら5歳頃から子供用の辞書を自分で引けるようになります。
その上で、親がうまく言葉をかけてあげられると、いろんな言葉を自分で引いてみようという意欲が高まってきます。
見出しの中に派生語がある。
近くに仲間の言葉が載っている。
漢字辞典であれば書き順がわかる。
音読みと訓読みの違いがわかる。
辞書の構造そのものが、語彙を増やし、正確な知識を子供の中に植えつけていってくれる機能を持っています。
調べた言葉の前後にぱっと目をやるだけで、似た音や姿やの漢字や熟語が目に入ります。
子供のタイミングに合わせて、幼い頃から辞書に慣れ親しませましょう。
辞書を引くと「物知りになってなんだか楽しい✨」と経験させてあげることが、お子さんの将来のアドバンテージになるのです。
三つを循環させて何倍もの学習効果を
図鑑から地図、辞書または地図がきっかけで図鑑、そして辞書から始まって地図・図鑑の間を行き来してもいいし、辞書と図鑑をセットに楽しんでもOKです👌
三つのツールをぐるぐる使いまわしていくことで子供の地頭が耕されていきます✨
ぐるぐる使い回が習慣化されると、子供は自分で図鑑・地図・辞書を開き、調べるようになります。
そうなれば自動運転スイッチが入ったも同然ですから、あとは放っておいても大丈夫です👌
自動運転状態になれば勝手に賢くなります。
残念ながら学校では図鑑・地図・辞書の生きた使い方は教えてもらえませんし、使う楽しさもなかなか学ばせてはもらえません。
これは家庭だからこそ、そしていつも子供を見ている親御さんだからこそできることです。
我が家でも息子はティラノサウルスを図鑑で調べ、生息地を地図や地球儀で見る、なんてこともしていましたよ!
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このような習慣の積み重ねがやがて勉強に直結したアクションに繋がっていきます。
親が一番心を砕きたいのは、言うまでもなく自動運転状態になるよう、子供の「図鑑」「地図」「辞書」をつないであげる環境づくりです。
学びのチャンスは日常生活の中に溢れている
普段の生活の中で図鑑や地図・辞書を開く機会をたくさん作ってください。
アンテナだけは立てておき、今チャンスかも!と思った時に声をかけをしてあげてください。
子どもの方から「これって何?」と聞いてきたら、最大のチャンス!
正しい答えを言う必要はありません。
大切なのは、子供の問いかけに答えることではなく、問いかけをキャッチすること。
「面白いね」「よく気づいたね」のマジックワードを✨
これは「こんなことに気づくなんてあなたって頭がいいのね」と言ってるのと同義。
子供の自己肯定感が高まりどんどんやる気に繋がります。
本物体験とのリンクで興味が広がっていく
本物を見せてあげることは子供の心を動かすポイント!
大切なのは実体験とのリンクです。
実体験があると図鑑に書かれていることも全て生きた情報として入ってきます。
海や山などでの自然体験、家族旅行で地名を覚える他にも、博物館や天文台や美術館といった知的公共施設のほか、動物園や水族館や植物園などに出向いて本物に触れさせてあげましょう✨
家に帰り、そこで見たものを図鑑で確認する。
反対に図鑑で見たものを確認し博物館や動物園に行く。
その繰り返しが知識を定着させ子供の好奇心をどんどん広げていくのです。
たとえ今、興味のストライクゾーンが狭くても、気にする必要はありません。
好きなものがあることはそれだけで大チャンスです✨
動物が好き、車が好き、花が好き、可愛いものが好き・・・
スタートはピンポイントな興味でも、それは広い世界に続く重要な扉です。
これらを足掛かりに、本物体験とリンクしながら、少しずつ、少しずつ、子供の興味関心の幅を広げていくと・・・気づいたら随分遠くまで来ていた!ということにもなるのです。
《中編》のまとめ
前編では三種の神器「辞書」「地図」「図鑑」を活用できる環境づくりの重要性について。
中編ではの三種の神器魅力と、親が子にしてあげられる関わり合い方について掘り下げてまとめられていました。
ポイントは以下。
三種の神器の魅力
図鑑・地図・辞書が学力アップに必須の理由
⇒国語算数に留まらず、理科社会にも強くなる!
科目融合型の問題が入試の主流となる時代、小さい頃から図鑑や地図で積み重ね遊んできた経験で立ち向かおう!
図鑑
⇒知識を増やす最強のビジュアルツール
好奇心を広げて知識を増やしてくれるだけでなく、知らず知らずに言葉に対する感覚も刺激してくれる。
最初は親子で一緒にただ眺めているのが正しい使い方!
⇒苦手意識を持つ前に図鑑に触れながら、「いっぱいある」ことの楽しさに気づかせてあげてほしい。
地図
⇒見える世界を多様に広げるツール
自分から遠い場所に関心を持てるかが、社会科の要。
小学校6年間の社会
子供の目に見える「現実的な世界」⇒子供の目に見えない「広い世界」や「時空を超えた世界」まで、幅広い知識を獲得。
その学習の軸になるのが地図です!
辞書
⇒言葉の理解を深めるツール
辞書はアウトプットのための言葉の定義力をつけてくれるもの。
辞書の構造そのものが、語彙を増やし、正確な知識を子供の中に植えつけていってくれる機能を持つ。
⇒早い子なら5歳頃から子供用の辞書を自分で引けるように。
三つを循環させて何倍もの学習効果を
⇒自動運転状態になれば勝手に賢くなります!
子供の「図鑑」「地図」「辞書」を繋ぎ自動運転状態になるような環境づくりに心を砕け!
親が子にしてあげられること
学びのチャンスは日常生活の中に溢れている
「面白いね」「よく気づいたね」のマジックワードを活用
⇒子供の自己肯定感が高まりどんどんやる気に繋がる✨
実体験とのリンクで子どもの心が動き、興味が広がっていく
⇒実体験があると図鑑に書かれていることも全て生きた情報として入ってくる。
⇒スタートはピンポイントな興味でも、それは広い世界に続く重要な扉。少しずつ子供の興味関心の幅を広げていく。
次回でラスト!
後編は具体的な書籍の紹介がありますので、お楽しみに~✨
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