こんにちは!今回は個人的な意見と、講演会で聞いた内容を思い出せる限りで噛み砕いてお話していきます😊
<目次>
ざっくりとした両者の特徴
七田式
⇒覚える学習。かつてしちだチャイルドアカデミー(現イクウェル)や家庭保育園などを監修していた。右脳教育といったら七田式、という感じ。
2歳までは大量のフラッシュカードなどを見せ記憶し、聞き流しで耳からも言葉のシャワーを浴びせ右脳を活性化させる。
3歳以降は左脳もバランスよく育てるらしい。
「認めて、ほめて、愛してそだてる」がキャッチコピー。
かずについて
かずは数えるほかに、大量のドッツを見せたりして記憶させる印象。
身に付く能力
天才的な能力の開花を目標としている教育ですが。
フラッシュ暗算や円周率の記憶など人並外れた能力が身に付くかも?
七田眞由美さんの講演会では「右脳が開花するかは100かゼロ」と仰ってました。
習っている子の傾向
頑張って暗記するとか、一生懸命覚えるとか、何の為にやっているのか分からないうちからママ(先生)と二人三脚で努力し続けられる子のイメージです。
お教室のお月謝は1.7万円程度で、共働きでビシッとした教育ママが熱心に通わせている印象。
ある程度有名な教育法なので、情報にたどり着きやすく、幼児教育の中ではメジャーな感じがありますかね。
ピグマリオン
⇒<指先能力><図形空間><数論理><言語><社会性>と能力を6つの領域に分けて考え、順を追って能力が高まっていくという思考力育成の教育。
指先の調整能力を怠っているうちは図形形態認識能力も空間位置把握能力も育たない、という感じで、段階的に育成する。
かずについて
かずに関しては「つくるもの」であって、教えるものではないと伊藤先生は仰っていて、要は「数は量の影」だと。
「3000」というのは何のことでもない。
「3000億円」「3000kg」など単位があることで成立し、愛や美と同じような観念だと。
ピグではよく量感と言っているんですが…そのまま「量の感覚」ってことです。
長さ、重さ、嵩、時間、角度、温度、電流…あらゆるものの感覚を瞬時にイメージできる人間性を育てるというか。意欲を育てるというか。。。
結構概念的な話も多いのですが、ちゃんとピグマリオンのメソッドを学んでいった子は空間把握や論理的思考が長け、さんすうにもめちゃくちゃ強くなります。
身に付く能力
人間性が良くなる教育だそうです。
学ぶ子ども本人が意欲をもって学習するスタイル。
親には「教えないでください」といい、教えてしまったらあなたレベルの人間になりますよと。笑
教えられるものというのは手で触ったりできるもので、能力は個人でつくるものだと。
能力の形成に必要な意欲を持てるよう、愛してくださいと。
数も愛も人生も作るものであって教えるものではない。
良き環境を作ってあげて~
とのことですが、ピグのお教室に通っている子の話を聞く限りは「日本国内レベルの話ではなく、世界で活躍できる人間性と能力」を育てるという壮大なスケールで教育に力を入れているようです。
通っている子の傾向
家庭学習のパターンも良く見ているので何とも言えませんが、
しちだのように華やかな感じというよりも、いろんな教育法を知った上で「ピグにたどり着きました」みたいな熱心な方が多い気がします。東京では。
ピグマリオンのお教室自体が関東進出の歴史が浅く、関西色が強いですかね。灘への進学実績も多数のようです。
教材が白黒だったり地味な感じのわりに、親がよくよくメソッドを理解して子供に向き合う必要があるため、親の労力もかかります。
かなり熱心さが必要なので、真面目な方が取り組まれている印象です。
因みにお教室のお月謝は4万円以上(!)、家庭学習は第Ⅰグレードが8万円弱です(第Ⅳグレードまであります)。
そんなピグマリオンがフラッシュ暗記に物申す…
いや、伊藤先生の講演会でも「しちだ」と厳密には言っていませんが。笑
「大量のフラッシュカードでむやみに記憶させる、これはおかしくなりますね。」
とのことで、
「例えば『すみれ』という花ひとつとっても、お母さんと春の公園で道端に咲いているところを見つけ、『春風が頬を撫で、桜がちらちら舞っている暖かな日差しの中で、お母さんが『これはすみれね』と言った。この五感の記憶があってはじめてそれが『すみれ』と認識されるのであって、ただカードを大量に見せて「すみれ」と暗記させる、これは病気になりますね。」
なんて仰ってました。笑
ちょっと乱暴な言い方ですが、要するにしちだはじめ数多くの幼児教室を非難している感じですかね😅
理屈は分かります。その通りだと思いました。
ちょっと誇張したタイトル記事で失礼致しました~~(。-人-。)